先代のルネが11代目、ルネの子供であるヴェロニクとトーマスがミューレ家の12代目の現当主です。

 

1650年:ミシェル・ミューレはアルザス地方南部にあるウエスタルタンでワイナリーを設立。
1935年:ミシェルの子孫アルフレッド・ミューレはクロ・サン・ランドランの畑を購入。(単独所有)
1966年:オスカー・ミューレとその兄アルマンドは、ウエスタルタンからルファックに移り住みます。
1976年:ルネ・ミューレは1976年にドメーヌを引き継ぎました。運営を子供たちに譲った現在も引き続きアドバイザー的な役割を持ってワイン造りに関わっています。 12代目となるヴェロニク・ミューレはモンペリエ大学の作物栽培学の学位を持ち、2001年からドメーヌの経営や商業的部門の責任者として働いています。ヴェロニクの弟トーマス・ミューレはボージョレーでブドウの栽培と栽培学を学んだ後、アルザスへ戻り、栽培・醸造責任者として醸造所・セラーとブドウ畑との間を行き来している。

●ミューレの栽培・収穫について
葡萄が最も優れたテロワールを表現するのは地中の最も深いところであるとの考えから1haあたり10,000本という高い植密度で葡萄を植樹しています。除草剤の使用をやめ有機栽培を行うなどブドウ樹の根を地中に誘導し生きた土壌を造るための畑仕事に主眼を置いています。仕立てはギヨー・サンプルもしくはドゥーブル。収穫は手摘みで行い、収穫量は25~45hl/ha程度と非常に低く抑えます(アルザスの特級の最大収穫量は70hlまで許可されています)。また20kgの小さな箱で醸造所まで運ばれます。

●ワイン造り
発酵は低温でゆっくりと行います。天然酵母によりゆっくりとやさしくワインは醸されます。発酵後は澱と長期間、接触させる(シュール・リー)ことによりテロワールに由来するきわだつアロマを生み出します。出来る限りの最高の品質を保つために、熟成後にごく軽くフィルター濾過を行います。

●哲学(2010年3月 Thomas Mureにインタビュー)
『私たちは1ヘクタールあたり約10,000本という植密度で葡萄を植えています。現在のアルザスでは1ヘクタールあたり4,000本程度の植密度が一般的です。しかし150年前のアルザスではどの畑も私たちのような植密度の高さだったようです。植密度が下がった一番の大きな理由は大戦後のことだと思います。株を均等に植えてコントロールするキャノピーマネージメントの浸透によりトラクターでの土壌の耕作が主流となりました。トラクターを畑に入れるには植密度を下げなくてはなりません。現在私たちのクロ・サン・ランドランの畑は、畝と畝の幅が約1.3メートル。そして80センチ間隔で葡萄樹が植えられています。植密度があがれば表土では葡萄樹同士の生存競争が起こり葡萄は深く根を下ろします。
クロ・サン・ランドランの畑は日照が強く、非常に石灰質が強い土壌です。葡萄が根を深く張ることにより地上での日照が強くても水分不足になることはなく葡萄が健全に成熟してくれるのです。真の意味でのテロワールを表現することが出来るのです。私たちはこの10年間ビオディナミ栽培を選択しています。これも健全な土壌を造り葡萄樹の根を地中深く下ろすためです。そして収穫量を低く抑えることで葡萄は健全に成熟しテロワールの個性を反映してくれるのです。』

●畑の構成
赤ワイン用:6ha(その内自社畑が4ha) ピノ・ノワール100%
白ワイン用:45ha(その自社畑が22ha) ピノ・ブラン28%、ゲヴェルツトラミネール26%、リースリング25%、 ピノ・グリ12%、シルヴァーナ8%、ミュスカ1%
自社畑の合計は26ha。特級はVorbourgに19ha(その内 12haが Clos st Landelin)とZinnkoepfle 0.5ha。
特級以外の畑が6.5ha。自社畑は全てAB又はデメテール認証。2018年にBiodyvinへ加盟。

<<Cremant d’Alsace>>

シャンパンと同じ製法(瓶内二次発酵)で造られる、クレマン・ダルザス。
この、クレマン・ダルザスの品質の高さも、ルネ・ミューレのワイン造りへの情熱を感じます。

NV Cremant d’Alsace Cuvee Prestige BIO

ブドウ品種:ピノ・オーセロワ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、リースリング、シャルドネ、ピノ・ノワール
栽培:ビオロジック(ユーロリーフ認証)
畑・土壌:石灰質泥灰土  樹齢:25年
熟成:12ヵ月
容量:750ml・350ml

クレマン・ダルザスからも、ミューレ氏のワイン造りへの情熱を感じる事ができます。
高い品質が評価されてきた“キュヴェ プレステージ”
全ての葡萄がビオロジック栽培の区画から使用されるようになりました。
最終的なブレンドの工程でソレラの原理で古いヴィンテージの原酒を加えます。このリザーヴワインは澱と共に熟成させています。これがワインに優雅さと並外れた複雑さを与えてくれるのです。
デゴルジュマンの後ワインを落ち着かせるため数カ月寝かせます。
バックラベルにはデゴルジュマンの日付が記載されています。お好みの状態で楽しむことが可能です。
デゴルジュマンから1年程度で果実の個性が際立ち、品種を越えた最適に調和した状態となります。

NV Cremant d’Alsace Cuvee Prestige 1500ml

ブドウ品種:ピノ・ブラン、ピノ・オーセロワ、リースリング、ピノ・グリ、ピノ・ノワール
現在庫ボトルサイズ:1500ml
マグナムボトルも在庫限りで以降BIOキュヴェに切り替わります。
クレマン・ダルザスの品質の高さも、ミューレ氏のワイン造りの情熱を感じる事ができます。
“キュヴェ プレステージ”は、平均樹齢30年の5種類のブドウを小樽と大樽を使用して、
18ヶ月熟成させ、その後”ソレラ”のような方法で貯蔵したワインを加えてボトリング。
2次発酵に移り、さらに18ヶ月の熟成を経て出荷されます。5種類のブドウをブレンドする事で、複雑な香りと味わいになり、シャンパンとは一味違うスパークリングワインに仕上げています。

ブドウ品種:ピノ・ブラン、ピノ・オーセロワ、リースリング、ピノ・グリ、ピノ・ノワール

Cremant d’Alsace Grand Millesime BIO

ヴィンテージ【2016】
ブドウ品種:シャルドネ、リースリング
畑・土壌:ローファ地区 石灰の強い粘土質、泥板岩
樹齢:約25年
醸造・熟成:このクレマンは単一区画のシャルドネとリースリングから造られます。マストは228リットルの木樽で最初の発酵を行います。ワインはシュール・リーで3年間熟成させます。これによってワインにアロマとヴォリュームによる複雑さを与えるのです。ラベルに印字されたデゴルジュマン(澱引き)の日付を印刷によって、消費者は好みのタイミングで楽しむことが出来ます。デゴルジュマンから1年程度で、ワインは特徴的な果実のアロマを放ち、素晴らしい状態で熟成します。
とても細かい気泡を含むイエローゴールド。オレンジとピーチの香り。味わいは豊かで複雑です。

NV Cremant d’Alsace Rose BIO

ブドウ品種:ピノ・ノワール100%
栽培:ビオロジック(ユーロリーフ認証)
クレマンに最高のフィネスとフレッシュさを与えるために完璧と思われる葡萄だけを 収穫します。
土壌はルファック地区の泥灰質土壌です。
葡萄はクレマンにロゼ色を付ける程度の短い浸漬の後、圧搾され、樽の中でアルコー ル発酵を行い、
12ヶ月の間、澱とともに寝かせ、定期的なバトナージュ(攪拌)によってワインにふ くよかさを与えます。
瓶内二次発酵によりワインはエレガンスでフルボディになっていきます。
最低18か月 の長期間、澱と接触 させることにより素晴らしいバランスとフレッシュさを与えるのです。
デゴルジュマン(澱引き)の後ドサージュを行い、数ヶ月寝かせることで調和が生ま れます。

[テイスティングコメント]
素敵なピンクの色合い。持続力のある柔らかい気泡がグラスの縁にのぼります。
赤系果実、イチゴ、木苺などの香り。
ピノ・ノワールに由来するかすかなタンニンが 骨格を感じさせ、 口の中で柔らかさと力強さが広がります。
フィニッシュは素晴らしくフレッシュで長 いです。

<<Signature>>

ミューレのワインは、これまではいわゆるネゴシアン物となるコート・ド・ルファックとドメーヌ物となるクロ・サン・ランドランを中心としたワインのふたつのラインで構成されていました。
しかし2008年、INAOのアペラシオン制度の強化を受けて、
彼らのピノ・ノワール ・コート・ド・ルファックの区画の一部が“コート・ド・ルファック”を名乗れなくなってしまいました。
これを機に、従来のネゴシアン物である コート・ド・ルファックを“Signature(シニャチュール)”
という新たなラインとしてリリースすることになりました。
近年、目覚ましく向上を続けたコート・ド・ルファックのワインは
“Signature(署名)”の名前の通り、ミューレのお墨付きワイン。

Alsace Assemblage 1000ml

ヴィンテージ【2022】
ブドウ品種:ピノ・ブラン50%、シルヴァネール38%、ゲヴュルツトラミネール12%
樹齢:35年 土壌:ローファ地区、粘土石灰質 醸造:天然酵母
残糖:5g/L 総酸度:6.8g/L アルコール度数:12.5%
認証:ユーロリーフ

複数品種をアッサンブラージュして造られるキュヴェです。白や黄色の花の香り、フレッシュで飲み心地が良いワインです。

Riesling Calcaire Jaune

ヴィンテージ【2023】
ブドウ品種:リースリング
樹齢:35年 土壌:ルファック地区、石灰質泥土 醸造:天然酵母
残糖: 4g/L  総酸度: 7.2g/L  アルコール度数:13%
認証:ユーロリーフ

カルケール・ジョーヌとは黄色の石灰岩を意味する言葉でルファックの石灰岩を現しています。この地域ではよく知られており、ルファックの教会やコルマールの聖マーティン大学の建築にも用いられました。
リースリングに非常に適した土壌であり、ミネラルを際立たせます。ザボンや柑橘の繊細な香りが特徴です。

Gewurztraminer Orchidees Sauvages

ヴィンテージ【2022】
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール
樹齢:35年 土壌:ローファ地区、石灰質泥土 醸造:天然酵母
残糖:19.6g/L 総酸度:5.2g/L アルコール度数:14%
認証:ユーロリーフ
※現行ヨーロッパ向けラベル

乾いたルファックの土地を特徴づけているもの、それは石灰質の泥土であり、地中海性の微気候であり、特別な植物生態系でもあるのです。これらの特別な植物に野生の蘭(オルシデ・ソヴァージュ)があります。
ゲヴュルツトラミネールは日照に恵まれ、また、夜間はグラン・バロンとプティバロンの山から吹き降ろす風によってリフレッシュされます。フルーティーでエレガントなワインが生まれるのです。

Pinot Gris Pierre Seches

ヴィンテージ【2022】
品種:ピノ・グリ
樹齢:35年 土壌:ローファ地区、粘土石灰質 醸造:天然酵母 
残糖:6.4g/L 総酸度:6.8g/L アルコール度数:13.5%
認証:ユーロリーフ

Pierre Sechesは“乾いた石”を意味する言葉です。ルファックのテロワールはヴォージュ山脈に連なっています。
葡萄の樹を育てるために、先人たちはこの乾いた石で壁を造り、テラス状に開墾していきました。
粘土と石灰の土壌は葡萄にとって理想的な排水性をもたらします。
溌溂としてドライなピノ・グリはまさに美食のためのワインで、醤油やアジアの魚醤、白身の肉料理と相性が良いです。

Sylvaner Originel

ヴィンテージ【2021】
ブドウ品種:シルヴァネール
樹齢:約40年 土壌:石灰質泥土 醸造:天然酵母
残糖:7g/L 総酸度:7.2g/L アルコール度数:13%
認証:ユーロリーフ

シルヴァネールは1950年代から60年代にかけてルファックと近隣のノーブル渓谷で最も植えられていた品種です。この石灰質の土壌に非常に適していることが判明しています。
シルヴァネールの“Originel”は原点の場所であり、新鮮で明確なワインへの回帰なのです。

Pinot Blanc Les Iris

ヴィンテージ【2021】
ブドウ品種:ピノ・ブラン
樹齢:約35年 土壌:石灰質泥土 醸造:天然酵母 
残糖:4.5g/L 総酸度:6.1g/L アルコール度数:13%
認証:ユーロリーフ

Les Irisはブドウ畑の畦道に咲く野生のアヤメから名付けられました。排水性に長けた石灰質泥土のピノ・ブランはシルキーな果実味と上品なミネラルがあり、フレッシュで食欲を刺激するワインとなります。

Pinot Noir Argiles Rouges

ヴィンテージ【2022】
ブドウ品種:ピノノワール
樹齢:約35年 土壌:ローファ地区、石灰質泥土 熟成:樽(バリック)
醸造・熟成:樽熟成(9%新樽)総酸度:5.7g/L アルコール度数12%
認証:ユーロリーフ

ルファック地域の土壌は石灰岩と粘土で構成されています。この粘土は鉄分が多いため土が赤く見えるのが特徴です。 黒ブドウにとって大きなアドバンテージとなるこの土壌は、輪郭のはっきりとした果実の香りと美しいタンニンのバランスのとれた構造をワインに与えてくれます。

<<Cote de Rouffach>>

コート・ド・ルファックの語源は赤い水という言葉です。
その名の通り酸化した鉄分を多く含んだ赤い表土に覆われています。
ルファック地区の優れた立地はローマ時代から造り手を魅了し集中しました。
7世紀からは1789年のフランス革命までストラスブール 司祭の所有となっていました。
ヴォージュ山脈に守られたこのテロワールは白亜質土壌による確実な排水と日照に優れています。
コート・ド・ルファックのワインは繊細で、フレッシュな果実味あふれたテクスチャーが特徴的です。
2005年、INAOによって地域名称 Denominationであったコート・ド・ルファックは
コミューンとしての地域原産呼称Communal Appellationとして認定されました。

Gewurztraminer Cote de Rouffach

ヴィンテージ【完売】
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール
畑・土壌:粘土石灰
樹齢:40年
醸造・熟成:ゆっくりと発酵させた後シュール・リーにて熟成
残糖度:15g/L
総酸度:4.2g/L
アルコール度数:14%

Riesling Cote de Rouffach

ヴィンテージ【2022】
ブドウ品種:リースリング
土壌:鉄分の多い赤い表土、粘土石灰質
樹齢:45年
残糖:1g/l 総酸度:8.1g/L アルコール度数:13%
醸造・熟成:ゆっくりと発酵させた後シュール・リーにて熟成。
認証:ユーロリーフ、ビオディヴァン

Muscat Chapelle

ヴィンテージ【2019】
ブドウ:2/3ミュスカ・オットネル 1/3アルザス・ミュスカ
樹齢:26年
畑・土壌:クロ・サン・ランドランの斜面麓。聖者ランドランの像を納めた小さな礼拝堂の隣に位置する区画。
Rouffach(ルファック)の粘土・石灰質土壌
残糖:3g/L アルコール度数:12%
認証:ユーロリーフ

<<Nature>>

Riesling Côte de Rouffach “Nature”

ヴィンテージ【2022】
ブドウ品種:リースリング
樹齢:40年  
醸造・熟成:ゆっくりと発酵させた後シュール・リーにて熟成。
残糖:1g/L以下 酸度:8g/L アルコール度数:13%
認証:ユーロリーフ

Gewurztraminer “maceration”

ヴィンテージ【2021】
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール
樹齢:40年  
醸造・熟成:10日間果皮浸漬。ゆっくりと発酵させた後シュール・リーにて熟成。
収穫:2020年9月20日  残糖:12g/L 酸度:5.2g/L アルコール度数:13.5%
認証:ユーロリーフ

<<Vorbourg Grand Cru Clos Saint Landelin>>

クロ・サン・ランドランはルファック地区、特級畑フォルブルグの中に位置する区画です。
7世紀、クロ・サン・ランドランは教会の所有する区画でした。
8世紀にはこの畑は聖ランドラン教会に寄進されました。
当時の文献によれば、この区画のブドウ株は、アルザスの中でも最良のものが選ばれたとされています。ミューレ家はこの区画 を1935年に購入しました。

15ヘクタールにまたがるクロ・サン・ランドランは、アルザスの特級畑フォルブルグの最南に位置する区画であり、
ミューレ家 の単独所有(モノポール)です。
土壌は小石を多く含む、粘土と石灰質の土壌です。
下層土は、バジョシアン期の石灰質砂岩と漸新世の石灰岩から成っています。
完璧な南向きの急斜面を持つためテラス式にブドウは栽培されます。そして谷向きで風向きも良く、甘口ワイン(VT・SGN)にも最 適な畑です。

クロ・サン・ランドランでは斜面の場所によって植える品種を変えています。
リースリングには冷涼さが必要なので斜面の下部に植えています。
斜面中腹にはピノ・グリとゲヴェルツトラミネール。
斜面の上部は最も日照が強いため、ミュスカ、ピノ・ノワール、シャルドネを植えています。
フォルブルグはヴォージュ山脈のおかげで雨がほとんど降りません。
山脈からは乾燥した風が吹き下ろしてくるため斜面の上部は 比較的乾燥しています。
土壌からの湿度のたまりやすい斜面の下部の方が貴腐菌の発生には適しているでしょう。
しかしそれにも 健全なブドウ栽培をするということが前提です。

Sylvaner Clos St Landelin Cuvee Oscar

ヴィンテージ【2020】
ブドウ品種:シルヴァネール
樹齢:49年 土壌:粘土石灰質、下層土はバショシアン階の石灰質砂岩、漸新世の石灰岩、南向き斜面下部
残糖:54g/L  総酸度:7.1g/L アルコール度数:12%
認証:ユーロリーフ、デメター認証

新鮮な白桃とパンデピスの香りが芳醇で素晴らしい酸を感じます。口中ではスパイスや完熟した果物が大変魅力的です。
シルヴァネールはアルザスのグラン・クリュには認められませんでした。しかし2005年ゾッテンベルグの畑のみグラン・クリュとして認められるようになりました。近年改革が進むアルザスにおいてこのワインが特級を名乗れる日もそう遠くないかもしれません。
このシルヴァネールはアルザスの中でも最も樹齢が古いものとなります。一番古い樹で樹齢は75年にもなります。
アルザスのグラン・クリュ法が制定された1980年代にグラン・クリュとして認可されなかったシルヴァネールはほとんどが抜かれてしまいました。しかしこの区画の葡萄は私(トーマ)の祖父Oscar(オスカー)が非常に愛して育てていた葡萄です。そのため彼らはこの葡萄を残しこのワインに祖父の名前を冠して造っているのです。(2010年3月 Thomas Mure談)

注)シルヴァネールは特級畑でも特級表記は出来ません。

Riesling Vorbourg Grand Cru Clos St Landelin

ヴィンテージ【2019】【2020】
ブドウ品種:リースリング
樹齢:45年 土壌:粘土石灰質、下層土はバショシアン階の石灰質砂岩、漸新世の石灰岩、南向き斜面下部
収穫:手摘み 2020年9月11日収穫。
残糖度:3.8g/L  酸度:8g/L
醸造・熟成:ゆっくりと発酵させた後シュール・リーにて熟成。
認証:ユーロリーフ、デメター認証

Gewurztraminer Vorbourg Grand Cru Clos St Landelin

ヴィンテージ【2019】
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール
樹齢:約50年 土壌:粘土石灰質、下層土はバショシアン階の石灰質砂岩、漸新世の石灰岩、南向き斜面下部
収穫:手摘み 2019年9月19日、20日収穫。
残糖度:66g/L 酸度:6.4g/L アルコール度数:14%
醸造・熟成:ゆっくりと発酵させた後シュール・リーにて熟成。
認証:ユーロリーフ、デメター認証

Riesling Vorbourg Grand Cru Clos St Landelin Sélection de Grains Nobles

ヴィンテージ【2016】
ブドウ品種:リースリング
栽培:ビオディナミ認証(ユーロリーフ、デメター認証)
樹齢:平均49年 土壌:粘土石灰質、下層土はバショシアン階の石灰質砂岩、漸新世の石灰岩、南向き斜面下部
収量:36hl/ha 収穫日:2016年10月5日、6日収穫。
残糖度:193g/L 酸度:12.1g/L アルコール度数:9.5%
醸造・熟成:ゆっくりと発酵させた後シュール・リーにて熟成、天然酵母。
容量:500ml

Pinot Noir “V”

ヴィンテージ【2020】
ブドウ品種:ピノ・ノワール
樹齢:19年
土壌:黄土に覆われた粘土石灰質、斜面下部
収穫:手摘み 2020年8月26、27日収穫。
醸造・熟成:45%全房のまま500Lの樽で発酵。25%新樽。 アルコール度数:13% 残糖度:1g/L未満 酸度:5.9g/L
認証:ユーロリーフ、デメター認証

※ピノ・ノワール“V”の区画の古い樹の植え替えを行ったため、2020年の平均樹齢が若くなりました。

ヴィンテージ【2018】
ブドウ品種:ピノ・ノワール
土壌:石灰質主体の粘土石灰質土壌、砂質土壌が少し混ざる。
樹齢:32年
収穫:手摘み
醸造・熟成:樽発酵
アルコール度数:13%
ORGANIC FARMING 認証

特級畑フォルブルグ(Vorbourg)で栽培されたブドウを使用して造られているが、ピノ・ノワール種のワインには、
(Vorbourg)を表記することが許されていないので、その頭文字である“V”をワイ ン名にしています。

Pinot Noir Clos St Landelin

ヴィンテージ【完売】
ブドウ品種:ピノ・ノワール
樹齢:約45年
収穫:手摘み 2020年9月26、27日収穫。
醸造・熟成:70%全房のまま樽発酵。25%新樽。
アルコール度数:12%
AGRICULTURE BIOLOGIQUE/ORGANIC FARMING 認証

最高のサービス、サーヴ、温度をもって精神統一させて飲む最上の赤ワインです。
赤身の肉、鴨やジビエと合わせるのがお薦めです。

注)ピノ・ノワールは特級畑でも特級表記は出来ません。