10月21日(水)後半
ロッシュ・ビュイシエールを後にして次の訪問先はSANHILAC。
車で約2時間、道中の景色はなかなか荘厳でした。
訪問したのは2012年が初ヴィンテージとなる新しい蔵元。
アペラシオン的にはアルデッシュになりますがワインは今のところ全てVDF。
周辺に他のブドウ畑はほとんど無く、取り残された感じの場所にブドウ畑が
あります。畑が隣接する有名産地とは違い、近隣からの影響が小さいので、
ビオを実践するには良い環境です。
土壌には様々な石があり、これらがワインに複雑味を与えているようです。
新しい醸造所とカーブを建設中でした。
ここのワインはまだ取扱いが確定していないので、詳細は控えます。
21日は、当初予約していたMontelimarの宿をキャンセルしてValence
(ヴァランス)に向かいました。
宿泊先をヴァランスに変更した理由は、ミシュラン一つ星の
「LA CACHETTE(ラ・カシェット)」の予約がとれた為です。
残念ながら、この日は伊地知雅シェフは不在でしたが、美味しい食事
を堪能してきました。
10月22日(木)
今回の出張の最終日。
今日の夜21時にはパリ(CDG)から飛び立つ予定ですが、今日も新しい
生産者へ訪問です。
ヴァランスの街から車で約20分。コルナスとサンペレを造る新しいワイナリー。
2004年から畑を買いはじめ、現在は約2ヘクタールの畑を所有している。
ドメーヌとしてのファーストリリースは2012年。
まずは、ブドウ畑を見学・・・
そして、醸造所に戻り試飲です。
今回の訪問では、瓶詰された2013年と瓶詰前の2014年を試飲してきました。
樹齢約60年のシラーが植わる畑は標高は低いところにあり土壌は花崗岩主体
で粘土石灰のところもある。
樹齢10年前後のシラーが植わる畑の標高は380mで土壌は花崗岩が主体。
この個性の違う区画のブドウを別々に醸造・樽熟成を行いその後タンクでブレンド
されるので、現在リリースされているコルナスは一銘柄だけ。
美味しさにはちょっとビックリしましたので即決です!
来年輸入しますのでお楽しみに!!
さて、
今回の生産者訪問は、これで終わりです。
コルナスの畑からヴァランス駅へ直行、そして午後2時29分発のTGVでパリ・
シャルルドゴール空港へ
今回は6泊8日の旅で、11の蔵元を訪問してまいりました。
新しい出会いもあり、なかなか有意義な出張となりました。
おしまい