ローヌ地方アルデッシュ地区の新星「マス・ド・レスカリーダ」が入荷しました。
2016年が初リリースとなる白ワイン(ル・グラン・フレシメン)と赤ワイン
(ル・ラヴィ)、そしてメルローのキュヴェ(ソタ・モン・ソレウ)の2016年が到着
しました。
(ル・グラン・フレシメン)のセパージュは、ソーヴィニヨンブラン+ヴィオニエ
という、なかなか珍しい組み合わせです。アルコール度数は11%
(ル・ラヴィ)のセパージュは、グルナッシュ+カベルネソーヴィニヨン。
ラングドック地方ではみかける組み合わせのワインですが、ローヌ地方で
この品種構成は珍しいと思います。
アルコール度数11.5%なので口当たりも喉越しもスムースな赤ワインです。
(ソタ・モン・ソレウ)はメルロー100%のキュヴェ。2015年のアルコール度数
は13%でしたが、2016年は12%になりました。2015年はやや重心の低い
感じでしたが、2016年は中間からやや上な感じ。
なお「マス・ド・レスカリーダ」は、ヴァン・ナチュールのお取引実績を考慮して
の販売となります。
ご希望の方は、弊社及び営業担当スタッフにご連絡ください。
【Domaine Mas de L’Escarida】
新たなヴィニュロンの群雄割拠が目覚ましいローヌ地方アルデッシュ地区。
「ル・マゼル」のジェラール・ウストリック、「ジル・アゾーニ」といったアルデッ
シュ地区の先駆者に導かれるように新しい造り手が次々と誕生しています。
オクシタン語で“運命の家”を意味する「マス・ド・レスカリダ」。
ローラン・フェル氏はまさに運命に導かれたヴィニュロン。
アルプス出身のローラン氏は元々ワイン造りに携わる家系ではありません
でした。
大学卒業後、得意のフィールドワークを生かして地図製作者として活躍して
いました。2004年、奥さんの仕事の都合でアルデッシュに引っ越ししてきた
こと大きな転機となります。
葡萄畑での収穫を経験したローラン氏は一念発起し、ボルドー大学へ葡萄
栽培学と農業を学び、2006年には農業エンジニアの資格を取得しました。
アルデッシュに戻ったローラン氏はその知性と行動力を持って農業領事議会
で葡萄畑の有機栽培コンサルタントとなったのです。
ジェローム・ジュレ、ジル・アゾーニ、ル・マゼル、レ・ドゥー・テール・・・
アルデッシュで自然なワイン造りを志す造り手たちと交流を深めるうちに、
栽培だけではなく自らのワイン造りの夢が芽生えてきたのはごく自然な
ことでした。
ローラン氏は自然な葡萄栽培の第一人者ですが醸造は未経験。
栽培コンサルタントの仕事を通じてジェローム・ジュレといった造り手たち
から醸造を学びました。
完売・2016 Lo Grand Fresiment VDF(ル・グラン・フレシメン)
オクシタン語で「震える、鳥肌が立つ」という意味。少し大げさなキュヴェ名です。
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン70%(友人からの買い葡萄)、ヴィオニエ
(自社畑)30%樹齢:平均35年 アルコール度数:11%
直接圧搾、セパージュ別に天然酵母で醸造、マロラクティック発酵させる。
7カ月間タンクで熟成。春にアッサンブラージュ。SO2添加せず。
濾過・清澄ともにせず。愛情と共に瓶詰め。
2016 Lo Ravi VDF(ル・ラヴィ)
オクシタン語で「陽気で無邪気で天然なヤツ」という意味。シンプルで軽やかで
スルスル飲めるワイン。
ブドウ品種:グルナッシュ50%。カベルネ・ソーヴィニヨン50% 樹齢:平均35年
アルコール度数:11.5%
セパージュ別に醸造。除梗、破砕後タンクで4日間マセラシオン、天然酵母。
ルモンタージュせず。圧搾後、タンクでアルコール発酵、7カ月熟成。冬を越し
4月後半にSO2を添加せずに濾過・清澄ともにせず。愛情と共に瓶詰め。
2016 Sota Mon Soleu VDF(ソタ・モン・ソレウ)
オクシタン語で“私の太陽の下で”の意味
ブドウ品種:メルロー 樹齢:35~40年 アルコール度数:12%
破砕、除梗。4日間マセラシオン、ルモンタージュせず。
天然酵母。圧搾後、タンクでアルコール発酵、マロラクティック発酵。
7カ月間タンク熟成。冬を越し4月10日、SO2添加せず。
濾過・清澄ともにせず。愛情と共に瓶詰め。