Latour Giraud来日レポート

lg2015

平素は大変お世話になっております。
(株)オルヴォーの星野です。

今回は3月に開催されました『FOODEX JAPAN』と生産者合同試飲会にも参加した
ドメーヌ・ラトゥール・ジローの当主ジャン・ピエール氏にワイン醸造にかける考え、これから
リリースされる2013年ヴィンテージの様子を伺ってきましたので報告させていただきます。

ブルゴーニュにとって2011~2013年は天候に恵まれないワインの生産者にとってとても
辛い年でした。なかでも2013年は、ブドウが育つもっとも大事な時期に異例の降水量を記録
しブドウの質だけではなく生産量に大きな影響を及ぼしました。

2013年はとても難しい年でした。悪天候により収穫量が大変に少なかったことが一番に挙げ
られます。しかしブドウの質自体は良い状態でした。
 
彼が目指す味わいは「ピュア」な味わい。

熟成における新樽の割合は約20%。決して樽香を付けることが目的ではないのです。
「私たちは醸造の段階での清透作業をしっかりと行います。最終的な液体に出てくる液体の
美しさ、輝き、そしてピュアな味わいを出すことを重要視しているからです。
村名であっても上級キュベであっても同じ味わいを出すよう目指しています。」

醸造に関する彼の理念は赤ワインにおいても一貫しています。
今回用意されていたのはPOMMARD 2012, VOLNAY 1er Cru CLOS DES CHENE 2011,
POMMARD 1er Cru REFENE 2011でした。
ジャン・ピエール氏は白ワインの醸造方法に則りラトゥール・ジローらしい赤ワインを造ることを
目指しています。

ラトゥール・ジローらしさとは何か。

ワインを口に含んだ瞬間、その味わいの意味が分かります。
赤果実の純粋な甘さと、優しい酸、タンニンは決して強く主張せずなめらかな口当たり。
さらに長い余韻を引き出すミネラル感が全体として綺麗なまとまりをみせます。

「ワインにおけるすべての要素が均一であることが一番重要なんだよ」とジャン・ピエール氏は
語ります。またこうも付け加えます。
「これらのワインに感じる『ピュア』さと『エレガント』さ。まるで音楽の美しいハーモニーのよう
にも感じるでしょう。どのワインも重々しさはなく軽やかに飲めるものを目指しているんだ」。

 ここ数年、フランス・ブルゴーニュ地方はワイン造りをする人々にとって決して簡単な年では
ありませんでした。しかしジャン・ピエール氏の穏やかな表情からは背景にある険しい環境下
でのワイン造りを経てきたとは思えません。まさに彼からにじみ出るオーラが、そのまま彼の
ワインを表現しているのだと感じ取れる機会となりました。
 
6月にはラトゥール・ジロー2012年ヴィンテージが入荷予定です。
2013年同様、厳しい天候の影響で決して生産量は多くありません。
しかし、1本にかける彼の情熱が何よりも強く感じる味わいとなっております。
ジャン・ピエール氏の奏でる「ピュア」で「エレガント」な雫の音符を是非体感してください。

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下記、過去のラトゥール・ジロー 来日レポートとなります。
併せてご参考くださいませ。
http://www.orveaux.co.jp/blog/2010/04/25/1145