【Lapin au Feminin (ラパン・オ・フェミナン)】
“フェミニンなウサギ“はニコラ・テスタールが買いブドウで手掛けるネゴシアン・ラインです。
妻キャロル、長女ジュスティンと次女クレマンスの三人に敬意を表して名付けられました。
そして、2013年に念願のピノ・ノワールでのワイン造りを手掛けることとなりました。
Lapin(ウサギ)とPinot Noir(ピノ・ノワール)を掛けて“Le Lapinot“という名前のブルゴーニュ
はニコラ・テスタールのボージョレーワインと同様に、全房発酵でブドウそのものを生かした
ワイン造りをしています。
アンリ・フレデリック・ロック、フィリップ・パカレ、そしてフレデリック・コサールとブルゴーニュ
を代表する超一流の生産者達に師事したニコラ・テスタール。ボージョレに移り独立して
から10年。卓越した経験と実践を元に誰の真似でもない自分のスタイルを確立するに至り
ました。
2013 Bourgogne “Le Lapinot”
ニコラ・テスタールの親族が所有しているBligny les Beauneの畑(東向き・粘土石灰岩)
で栽培される樹齢42年のピノノワールを使って醸造。
除梗せず、全房のままマセラシオン・セミ・カルボニック、空圧式プレスで圧搾。
15日間のキュヴェゾン。醸造時にSO2は一切使用しません。
熟成は228リットルのブルゴーニュ樽で7カ月。澱引きも清澄もせず、ウイヤージュのみ。
瓶詰め前に2g/hlのみSO2添加。
2013年について
全体的に湿度が高い年となり、ブドウの成熟は均一ではありませんでした。
剪定は2月。遅い発芽、開花期は短く、また雨と寒さにより結実不良が見られた。
不安定な夏場の気候ではありましたが、9月中旬に成熟期が訪れました。
10月4日に収穫。天候にも恵まれ、1日で区画全体の収穫は終了しました。
果実も過剰な成熟は見受けられませんでした。