試飲コメントGuyon 2007

4月に入港してきました、ドメーヌ・ギヨン2007年。
2007年からラベルデザインがマイナーチェンジです。
3アイテムのみとなりますが、社内試飲いたしました。
コメントを掲載しますので、ご参考にしていただければ幸いです。

また、Le Guide Hachette des Vins 2010に掲載された2007年の情報
もあわせてお知らせします。

2007 Bourgogne Pinot Noir
紫がかった澄んだルビー色。
赤系果実を中心とした香り、奥にコショウのようなスパイス。
酸を伴うニュアンスの香りが複雑さを与えている。
時間と共に熟した赤いサクランボや桑の実といった果実の香りが上昇。
心地よい酸味とサクランボの赤系果実が軸となった味わい。
厚みのある構造ではないものの重層的な果実味がある。
余韻にかけて軽やかで細かいタンニンがしっかりと感じられる。
この価格帯のブルゴーニュとしてはバランスに優れており、
ヴォーヌ・ロマネ村の個性が感じられるワイン。

2007 Chorey les Beaune Les Bons Ores
紫がかった澄んだルビー色。
抜栓直後はやや香りが閉じ気味。
白コショウなどのスパイス香、数種類の赤系果実、樽の風味があり
非常に複雑な香り。
口に含むとミックススパイスのような香りが熟した果実に乗っかり
複雑さを与えています。
スケールは中程度ですが、構成要素が非常に多く感じられ
熟したタンニンがはっきりと現れます。
軸のしっかりとした構造で、余韻に熟したタンニンがあります。
例年と比べて、スパイスやタンニンの要素が前に感じられます。
Chorey les Beauneとしては骨格のはっきりとした男性的なワインです。

2007 Vosne Romanee
紫がかった澄んだルビー。
抜栓直後はやや香りが閉じ気味。
時間の経過と共に熟したベリーなど赤、黒系果実、樽に由来するチョコ
レートの風味。非常に香りが集中して感じられる。
口に含むと、みずみずしく口蓋にハッキリと感じられる果実味。
透明感のあるダークチェリーやブルーベリーがあります。
奥からスターアニスなどのオリエンタルスパイスの風味も感じられます。
果実味、タンニンが軽やかでキメが柔らかくエレガントな構造。
余韻もしっかりと果実味が残り心地よく感じます。
現時点でも飲めてしまう心地よいバランスのワインです。

【メディア情報 Le Guide Hachette des Vins 2010】

2007 Chorey les Beaune Les Bons Ores

2007 Chorey les Beaune Les Bons Ores

2007 Savigny les Beaune Les Planchots

2007 Savigny les Beaune Les Planchots

2007 Vosne Romanee 1er Cru En Orveaux

2007 Vosne Romanee 1er Cru En Orveaux

2007 Echezeaux Grand Cru

2007 Echezeaux Grand Cru